振動試験

作成日:2024/5/8 作成:榊
品番:PAC100
製品名:エコクラフト(PAC100)
検査場所:あいち産業技術センター(刈谷)
担当者:榊 真之佑

試験を実施した環境や試験装置の詳細になります。

配送目的の商品をPAC100で包み、PAC100の緩衝材としての強度を検査する。
商品:PS70(パッケージ入り鉛筆削り)を2つ連結させたもの 重量600g
緩衝材:PAC100を13個連結させたもの

エアー緩衝材の振動試験の様子
エアー緩衝材の水平振動試験の様子
エアー緩衝材の垂直振動試験の様子

試験に関する手順や条件になります。

JIS Z 0200(2023)を基準に2種類の振動を弱→強の順番で与える。
1つのサンプルに対して水平方向と垂直方向それぞれの振動を与えるため、
水平方向弱→水平方向強→垂直方向弱→垂直方向強となる。
弱い振動はPSDプロファイルA、強い振動はPSDプロファイルBとする。

サンプルは全部で3つである。
サンプル①水平10分+垂直10分
サンプル②水平20分+垂直20分
サンプル③水平30分+垂直30分

紙緩衝材PAC100梱包箱試験結果
紙緩衝材PAC100梱包箱試験結果

各サンプルの試験結果になります。

振動試験を終えた紙緩衝材のサンプル
振動試験を終えた紙緩衝材のサンプル 空気量が多いサンプル
振動試験を終えた紙緩衝材のサンプル 空気量が少ないサンプル

商品パッケージの角で常に圧迫されていた緩衝材は空気量が少なくなっていたが、目視による確認で3つのサンプルともサンプル全体の空気量の平均値で7割以上残っていた。
サンプル③の60分間の振動はおおよそ2000km相当の配送距離を想定した試験になるため、国内配送の振動レベルに耐えうると言える。

※試験に関する成績書が必要な場合、お問い合わせフォームよりご連絡ください。